インカム・トランシーバー・無線機の総合商社ウェッジ株式会社
トランシーバーは、今や多くのメーカーが製造・販売をしています。メーカーごとに性能や価格、デザインなど様々な違いがあり、それに応じて適した用途も異なります。例えば、学園祭やコンサートといったイベントに適したものもあれば、スポーツや緊急時といった場面に適したものもあります。無線に詳しい人ならばまだしも、普段無線に縁がない人は、どういった製品が良いのかわからないのではないでしょうか。
ここではそんな人のために、レジャーからサバイバルまで、各シーンに応じたおすすめのトランシーバーについてご紹介しましょう。普段トランシーバーを使用しない人は、多くの場合「特定小電力トランシーバー」から選ぶことになります。
特定小電力トランシーバーとは「特小」と呼ばれることもあり、従来の製品に比べて出力の低い無線機を指します。 出力が低い分通話できる距離も短く、街中で使用する場合、長くても200mが限度だとされています。 なお、従来の簡易無線機の通話距離は3km程度であり、超高域用無線であるMCA無線は20~30kmもの通話距離を誇ります。
本来、無線機を使用するためには無線局に届け出を出し、免許を取得しなければいけません。 免許取得は試験がなく、電子申請も可能ですが、書類申請や手数料の支払いなど、様々な手続きを行う必要があります。 特定小電力トランシーバーは、そういった手続きが一切必要ありません。
2つ目のメリットである価格ですが、これは特定小電力トランシーバーのスペックが従来の無線機に比べると低いため、安くなっています。 業務用無線機の場合4~5万円以上するのに対し、特定小電力トランシーバーの場合、安いものならば7千円から揃えることが可能です。 また、レンタルならばより安価に利用できるので、使用する期間が短いのであればレンタルが最も価格を抑えられると考えて良いでしょう。
バッテリーの耐久時間ですが、特定小電力トランシーバーの中には単三電池一本で24時間連続使用が可能なものもあります。 これは、特定小電力トランシーバーで使用する電力が非常に少ないため、その分バッテリーの消費が最小限に抑えられるのが理由です。
なぜ特定小電力トランシーバーは免許登録が必要ないのかというと、発する電波が微弱なため、周囲に与える影響がほぼないからです。
そもそも、なぜ従来の無線を使用するのに免許が必要なのかご存知でしょうか。
その理由は、正しく管理していないと世間に大きな混乱を招くからです。
好き勝手な周波数で電波を発することで、他の通信と混線してしまい、会話が難しくなることがあります。
こういった混線が航空管制や医療現場で発生すると、大事故の原因となる可能性もありえます。
こういった事態を防ぐために電波法があり、電波法に基づいた規格の無線機の使用や無線局の免許を受ける必要があるのです。
なお、特定小電力トランシーバーで電波法が定めた以下の条件を満たしていれば、免許登録が不要となります。
小さな会場とはいえ、端から端までの距離が長いと、通話が困難になる可能性があります。
上述したように、特定小電力トランシーバーは200m程度が限度となっているため、通信相手の位置によっては通話できない可能性があります。
こういったリスクを防ぐためにも、通信距離を伸ばすための方法を知っておきましょう。
特定小電力トランシーバーの通信距離を伸ばしたいのであれば、中継機を使用するのが一般的です。
送信側の特定小電力トランシーバーが発した電波を中継機が経由することで、通信可能な範囲を拡大できます。
設置ポイントとしては、会場の中心地に設置するか、高いところに設置することになります。
エリアの中心に設置することで、どこから通話しても中継機経由で通話が可能です。
高いところに設置する理由は、アンテナは地面から離れるほど通信精度が上がり、通話距離が伸びるからです。
従来の無線局が電波塔や山奥といった高いところに設置されているのは、通信精度を上げるためです。
ツーリングやマリンスポーツのような大きく移動するシーンで特定小電力トランシーバーを用いるなら、アンテナの長い機種を使用することで通信距離が伸びます。
上述したように、アンテナは地面から離れればその分通信制度が高くなるため、アンテナがながければその分通信距離は伸びるからです。
特定小電力トランシーバーを選ぶ場合、主に2つの基準をベースに選ぶことになります。
ここでは、その2つの基準についてご説明しましょう
もし、購入ではなくレンタルで利用するのであれば、メーカーはすべて統一しておくことをおすすめします。
無線機は、通信相手と違うメーカーの無線機でもチャンネルが合えば通信は可能です。
しかし、メーカーによってチャンネル表記が異なるため、利用する無線機のメーカーがバラバラの場合、チャンネルを合わせるために各メーカーのチャンネルと周波数を調べなければなりません。
また、機能の互換性も考慮する必要があるので、メーカーがバラバラだと不便が生じる恐れがあります。
なお、レンタルする場合は事前にスペックやチャンネル・周波数が確認できるため、メーカーがバラバラでも事前に確認することが可能です。
他にもメーカー基準で選ぶ理由としては、メーカーの強みがそれぞれ異なるという点が挙げられます。
耐久性の高さが自慢のメーカーや、クリアな音質が強みのメーカーなど、メーカーによってセールスポイントがバラバラなので、購入・レンタルする前にそれぞれの強みを比較するのも面白いかもしれません。
用途や業種によって、備え付けられている機能が必須、あるいは不要になるケースがあります。
例えば、屋内で使用するのに完全防水が売りの特定小電力トランシーバーを使用しても強みは活かせません。
しかし、マリンスポーツで無線機を使用する場合、完全防水の無線機はこの上なく頼れる存在となります。
このように用途に応じた無線機を用いることで、利便性は大きく変わります。
よって、用途や業種に応じた機能を有しているかどうかは選ぶ基準の一つとして必須です。
上述したように、特定小電力トランシーバーを利用する場合、用途や業種に適したものを選ぶのは非常に重要です。
ここでは、12の使用シーンに適したおすすめの特定小電力トランシーバーをご紹介しましょう。
小さなイベントや展示会、お祭りなどのイベントでは、場所に応じて求められる機能が異なります。
例えば音が響きやすい屋内では、会話がしやすい機種が適しています。
屋外で使用するのであれば、雨が降ったときのための防水機能や砂埃対策の防塵機能も考慮しておきましょう。
総じて、汎用性の高さが重要であり、どんなシーンでもまんべんなく使えるものを探すのが良いでしょう。
ウェッジより販売されているウェッジトーキーは、汎用性と品質の高さがポイントです。
イベントでの使用シーンでも、その強みを遺憾なく発揮してくれます。
ウェッジトーキーの持つ強みとしては、コンパクトで軽量なため持ち運びしやすく、シンプルなデザインで操作もしやすいという点にあります。
また、防水・防塵機能もあるため、屋外での使用にも耐えられます。
屋内に関しては、別売りのイヤホンマイクを使用することで周囲の声を気にせず通話が可能です。
また、従来のイヤホンマイクよりも太いケーブルを使用しているため、断線のリスクも大幅に下がっています。
ウェッジトーキー最大の魅力は、その安さです。購入でも7千円程度のお値段で購入できるので、気軽に導入しやすくなっています。
上記のイヤホンマイクを含めても8千円台で活用できるため、初心者におすすめと言えるでしょう。
大手無線メーカーであるアイコムが発表している特定小電力トランシーバーです。
大手ならではの信頼感と汎用性の高さは、多くのシーンで活躍してくれます。
防水・防塵機能はもちろんのこと、単三電池3本で80時間の使用が可能という驚異の耐久性を誇ります。
そのため、仮にイベント期間が一週間あったとしてもずっと電池交換をせず、バッテリーの心配をすることなく使用できます。
大音量での使用は、IC-4110のセールスポイントのひとつです。
BTL回線を採用することで、一般的なトランシーバーの倍以上の音量、そしてクリアな音質での使用が可能となっています。
また、トーンバースト機能により、送受信切替時のノイズを抑制してくれます。
無線機の機能だけではなくデザイン性にもこだわりたいのであれば、IC-4110はおすすめです。
4色のカラーバリエーションがあり鮮やかな赤と黄色、落ち着いたイメージの緑、従来のカラーである黒と、好みに応じて選ぶことができます。
広範囲で使用する場合、中継機の使用も念頭に入れるだけではなく、通話距離が優れている特定小電力トランシーバーから選ぶことになります。
中継機を使う場合は、中継機に対応しているかどうかのチェックも必要になります。
なお、地下で利用する場合、携帯電話よりも無線機のほうが通話しやすくなるケースは多いです。
無線は中継基地を経由しない自営通信のため、通信距離に問題なければ圏外になるリスクは限りなく低くなるからです。
アイコムが発表している、通話距離を重視したロングタイプアンテナの特定小電力トランシーバーです。
ロングアンテナなので通話距離に強いだけではなく、特定の中継機対応のため広範囲に渡って通話が可能なのが、強みの一つです。
理論上では2倍の距離の通話が可能になるので、広範囲でのやり取りも問題なく行えます。
通話距離重視のIC-4310Lはアンテナがロング対応ですが、本体のサイズは高さ81mm、幅47mmと極めてコンパクトな形状です。
そのため、本体の重さは90gと非常に軽く、移動時の妨げになりません。
また、防水、防塵機能を有しているので屋外の使用にも耐えます。
IC-4310Lにはサイドキーボタンが付いており、自分で自由な機能を割り当てることができます。
例えば録音機能や一時音量切替機能など、業務中によく使う機能を割り当てることができるため、スムーズな業務が可能です。
アルインコから販売されている特定小電力トランシーバーです。
ロングアンテナ仕様とショートアンテナ仕様があり、状況に応じて使えるのが魅力です。
DJ-P240Lも、IC-4310Lと同じく長距離通話の機能を重視した特定小電力トランシーバーです。
ロングアンテナタイプなので通話距離が長く、また。特定の中継機対応なのでIC-4310Lと同じく倍の距離の通話が可能となっております。
DJ-P240LはIC-4310Lと比較すると、騒音が頻発する場所を想定して開発されています。
そのため、大音量での使用が可能なほか、ワンボタンでミュートして接客ができる接客モードなど、会話のしやすさにおいて優れているといえるでしょう。
一度行なった設定を記憶し、ボタン一つで操作を省略できるメモリーチャンネルシステムが12個も搭載されています。
これを利用することで、自分の仕事に応じたトランシーバーの操作を大幅に省略できるため、より効率的な業務が可能になります。
小さな飲食店や本屋などの2階建ての建物で使用するのであれば、一般的な特定小電力トランシーバーで十分です。
屋内なので防水機能も防塵機能も必要ありませんし、距離的にも特に長距離のものを必要としません。
したがって、安価で揃えやすいものや操作性がシンプルなものを選びましょう。
逆に、多機能な無線機は使えても使う機会のない機能が多くなったり、費用が高く付きやすかったりと、性能をうまく活かしきれないケースが多いです、
安価で機能もシンプルで使いやすいのが、ウェッジトーキーです。
どの無線がいいか悩んだ場合、こちらを選べば失敗したというリスクを減らせるでしょう。
上述しましたが、ウェッジトーキーの価格は7千円程度と極めて安価であり、数を揃えやすいのが魅力です。
2階建てほどの規模なら周囲の音もそこまで大きくなりませんし、イヤホンマイクが必要ない場合が多いです。
機能がシンプルなので機会に詳しくない人でも扱いやすい他、操作方法も伝えやすいので新しく入ってきた人に使い方を教えた場合、すぐに理解してもらえやすいというのもメリットになります。
ウェッジトーキーはショートアンテナタイプであり、サイズも極めてコンパクトなため、ポケットに収まりやすく、体の動きを阻害しません。
制服のポケットが必要以上に膨らみ、不格好に見えるという心配もないため、スタイリッシュに制服を着こなすことが可能です。
アルインコのDJ-P221Mも、ウェッジトーキーと同じく携帯性に優れた特定小電力トランシーバーです。
コストパフォーマンスはウェッジトーキーに一歩譲りますが、その分様々な機能を有しています。
DJ-P221Mは多くの拡張性に飛んでいるのがポイントです。
アンテナはロング・ショートと選ぶことができる他、複数を一度に充電できる充電器やソフトケース、ヘッドセットなどオプションパーツが豊富に販売されています。
また、中継機対応もしているため、2階建て以上の建物でも活躍してくれます。
サイズもコンパクトであり、使用する電池も一本なので重量は極めて軽く、ポケットにスマートに収まります。
また、バッテリーが少なくなるとアラームで知らせてくれるので、充電のタイミングも把握しやすくなっています。
手袋をつけたまま仕事をしなければならない職場もあります。
そんな時、ボタンが小さいと思うように送受信のボタンが押せない場合があるかもしれません。
DJ-P221Mは、そんな場面でも問題なく使えるように大きめのボタンとなっており、手袋をつけたままでも送受信を問題なく行なえます。
通話をする時、緊迫した事態で通話をするケースもあります。
例えば手術中に無線で連絡をする場合や、大型の荷物搬入・運搬などが当てはまります。
そういった場合、機能の多さよりも通話のしやすさや操作のシンプルさ、そして音質の良さが何よりも重視されます。
特に、操作のシンプルさは重要であり、連絡が素早く行える特定小電力トランシーバーは緊急性の高い現場で真価を発揮します。
他にも、持ち運びがしやすいものも重要です。
動きを阻害するようなサイズのものだと業務に支障をきたしやすいので、コンパクトサイズのものが要求されます。
基本的に特定小電力トランシーバーはコンパクトサイズのものが多いですが、軽さや持ち運びやすさの方も忘れずにチェックしておきましょう。
アルインコ製のDJ-P300は、親機無しで3者同時通話が可能です。
操作性もシンプルであり、使えばその分自分の好みに合わせやすいトランシーバーといえるでしょう。
従来の特定小電力トランシーバーは一対一の通話しかできませんでしたが、DJ-P300は3人同時の通話が可能です。
これにより指示出しもスムーズに行いやすくなり、より業務の効率化が期待できます。
DJ-P300は必要最低限のボタンに留めることで、本体のサイズをコンパクトにしています。
そのため、ポケットに入れても圧迫感を与えることが少なく、ベルトにぶら下げても体の動きを阻害することはありません。
DJ-P300はシンプルなボタン配置以外にも、一度入力した設定を記憶し、以後のボタン操作を省略することができる機能が備わっております。
これにより、何度も同じ操作をする必要がなく、効率的に通話がしやすくなります。
株式会社ベアリッジから販売されている特定小電力トランシーバーであり、多人数で会話する作業現場に特化した性能です。
BRIDGECOMは現状2種類あり、最大5人まで同時通話が可能なBRIDGECOM X5と、10人まで通話可能なBRIDGECOM X10があります。
この2つに互換性はありませんが、大人数で通話を行いたい非常におすすめできる特小トランシーバーといえるでしょう。
また、BRIDGECOMは建設現場やクレーンなどのハードな環境で使用することを前提に作られているため、耐久性においても優れています。
BRIDGECOM最大の魅力が、圧倒的な多人数同時通話が可能という点です。
BRIDGECOM X10なら最大10人の通話が可能であり、通話でなく傍聴するだけなら人数は無制限となります。
それと同時に、不正な盗聴を防ぐためのセキュリティ・コードを設定することが可能です。
BRIDGECOMシリーズはハードな現場での使用を前提としている特小トランシーバーであり、耐久性だけではなく耐水性にも優れています。
BRIDGECOM X10では深さ1M、最長30分の耐水性能が備わっています。
BRIDGECOMシリーズは中継機対応している特小トランシーバーです。
それに伴い500Mから1500Mまで通話距離を伸ばすことが可能になっています。
現場が広かったり、あるいは様々な障害物で通話しにくかったりする場合でも、中継機を活用することでクリアな通話がしやすくなります。
上述した特定小電力トランシーバーは、ハードな現場での機能性を追求していますが、こちらで紹介する特定小電力トランシーバーは、同時通訳を始めとしたハードな動きを要求されない場面で活躍する製品です。
そのため、耐久性では上記トランシーバーに一歩譲りますが、機能面では優れているものが揃っています。
環境は違っても求められる機能は共通しているため、通話のしやすさや機能のシンプルさは上述した特定小電力トランシーバーとほぼ同等と考えて良いでしょう。
アルインコより販売されているDJ-TX31、DJ-RX31は、DJ-TX31が送信専用、DJ-RX31が受信専用の特定小電力トランシーバーです。
DJ-TX31は、送信時間に制限がないチャンネルと通話エリアを広げる両チャンネルを搭載しており、用途に応じて使い分けることができます。
また、サイズが極めてコンパクトで持ち運びがしやすく、ボタンの数も少ないため、機械が苦手でも通話がしやすいです。
DJ-RX31は、特定小電力トランシーバーであれば、メーカーを問わずガイドシステムを構築することができます。
これにより、他機種との通話も問題なく行えます。
DJ-TX31/RX31の双方にノイズキャンセラー機能がついており、送受信後に聞こえるノイズを低減しています。
これにより、耳障りな音を軽減でき、ストレスフリーな特定小電力トランシーバーとして活用できます。
エフ・アール・シーより販売されているFC-GT13/GR13は、主に水族館や美術館で活躍している特定小電力トランシーバーです。
送信専用のFC-GT13は、シンプルな構造をしている送信機であり、操作方法もわかりやすく、誰にでも扱いやすいのが特徴です。
また、鮮やかな赤色であり、受信専用であるGR13との違いがわかりやすいため、送信機と受信機を取り違えるといったハプニングも防ぎやすいです。
受信専用のFC- GR13も基本的にFC-GT13同様の形状をしていますが、ブラックカラーのため違いがわかりやすいです。
こちらは主にイベント参加者が使用するものであり、チケットを収納するポケットが付いているのが特徴です。
FC-GT13/GR13は、上述したように水族館や美術館といったところで活躍している特定小電力トランシーバーであり、特に受信機は大勢の人が使用します。
そのため、まとめて充電できる充電器のオプションを始め、使いやすいイヤホンやヘッドホンが多数存在します。
現在位置を把握できるGPSを搭載した特定小電力トランシーバーは、様々な用途で活用できます。
例えば、電波が届きにくい山奥でサバゲーをする際に、山で迷った場合GPS搭載トランシーバーを所持していれば、位置を特定できる他、現在の状況や安否確認が容易に行なえます。
また、アミューズメント施設やレジャー施設などで迷子を保護し、案内する際もGPS機能は活躍してくれます。
通話できるだけではなく、位置の特定もしやすいため、従来の特定小電力トランシーバーよりも使用用途が増えているものが多いです。
アイコムが製造・販売しているGPSを搭載した特定小電力トランシーバーです。
あらゆる状況に応じての使用を想定しており、GPS搭載により用途が広がっているのが特徴です。
GPS機能搭載により、通話相手がどの方向にどのくらいの距離離れているのかを把握することができます。
また、専用のソフトをPCにインストールすることで現在位置を地図上に表示させることができます。
これにより、より細い位置の特定や現状の把握をしやすくなり、待ち合わせ場所の指定やナビゲートが容易になっています。
無線機としてだけではなくラジオとしての機能も有しているため、災害時の情報収集も行なうことが可能です。
応用として、音量を上げてラジオを流すことで、周囲に居場所を伝えることもできます。
最新型スピーカーの導入により、音量の向上に成功しています。
これにより、混雑している場所でも会話が聞き取りやすくなり、連絡が取りやすくなっています。
アルインコ製の特定小電力トランシーバーです。
屋外での使用を想定している製品であり、耐久性に優れているのが特徴です。
また、GPS搭載により、位置の特定も可能なため、災害時にも活用できる他、防災訓練でも活躍してくれます。
レジャーを始めとした屋外での使用を想定しているため、防水・防塵機能に優れています。
なお、IP54は砂埃や全方向からの水の飛沫によって機器が影響を受けないレベルの耐性を意味しています。
GPS機能搭載によって通話相手のいる方角や距離を把握することが可能です。
また、アルインコWEBページにて無償配布されているソフトを使用することで、PCの地図に現在位置を表示させることができます。
暗闇でもモニタが見やすいバックライト機能を始め、受信信号の強さがわかるSメーターや周波数表示機能マイク感度調整機能など、様々な機能が備え付けられています。
これにより、自分に適した状態にカスタマイズすることも可能です。
空撮やパラグライダーなど、いわゆるスカイスポーツでは特定小電力トランシーバーは大きく活躍してくれます。
そんなスカイスポーツ時に求められる機能は、耐久性と通話のしやすさです。
降下中の速度の衝撃に耐えうる耐久力はもちろんのこと、一瞬の判断が文字通り命を分けることも多いスカイスポーツでは、無線での連絡は会話の聞き取りやすさ、通話のしやすさは絶対条件といって良いでしょう。
BONXGRIPは、イヤホン型のコミュニケーションツールです。
従来の特定小電力トランシーバーとは一線を画した製品であり、スカイスポーツを始めとした各スポーツにおいて活躍しています。
従来の特定小電力トランシーバーは、アンテナと本体がついていますが、BONXGRIPはイヤホンとアプリのみで使用します。
スマホのアプリを使用することで話すと自動的に起動し、スムーズな会話を可能にしています。
これにより、ボタンを押すどころか、声さえ出せれば常に会話が可能になっています。
会話を始めることで本体が作動するため、それ以外は常時電源がオフになっています。
これにより、省エネ化することに成功しており、バッテリー消費量も必要最低限に抑えることに成功しています。
生活防水以外にも耐衝撃性も兼ね備えているため、スカイスポーツなど常に負荷がかかるような場所でも故障のリスクが少なくなっています。
上述したようにバッテリー消費も抑えているため、総じて長持ちしやすくなっています。
BONXGRIP のバージョンアップ版に当たるのがBONXBOOSTです。
ハンズフリーで使える特定小電力トランシーバーであり、BONXGRIPとは様々な違いがあります。
BONXGRIPは耳にかけるタイプでしたが、BONXBOOSTは耳にそのまま着けるタイプのイヤホンとなっています。
イヤーフックのオプションもありますが、なしでも十分な保持力を有しています。
BONXGRIPの後継機であるBONXBOOSTは、航空関連や医療関連の現場での声をもとに、より機能性を追求した製品となっております。
防水性や防塵性の向上のほかグローブを装着しても音量ボタンを押しやすくなっています。
上述したイヤーフックオプション以外にも、騒音時でも問題なく通話可能な延長マイクや強風対策用のスポンジ風防など、風の強いときでも難なく通話が可能なオプションが複数用意されております。
大規模な災害時に、携帯電話が使えなくなるケースは多々あります。
基地局の停電や光ケーブルの断線といったインフラに不具合が発生すると、電波が届かなくなり、電話が使用できません。
そんな災害時での救助活動は、連携が重要になり、発見や連絡を迅速に行なわなければ被害が増大するリスクがあります。
そんなときに役立つのが無線であり、携帯できる特定小電力トランシーバーは大きな助けとなります。
そんな災害時で活躍する特定小電力トランシーバーの条件としては、耐久性はもちろんですが、通信距離の長さや持ち運びが億劫にならない持ち運びのしやすさはもちろん、迅速に連絡できる操作のしやすさといった面がより重要となります。
DJ-P240Lは状況に応じて使用を変更できる小電力トランシーバーであり、災害時に救助活動を行なうときに大きな助けとなるでしょう。
防塵・防水機能を搭載しており、砂埃が舞う現場や洪水による氾濫でも故障のリスクが少ない状態で使用できます。
イヤホンプラグも隙間の少ないねじ込み式のため、プラグからの水や砂の侵入を防ぎやすいです。
DJ-P240Lは中継機に対応しているタイプの特定小電力トランシーバーのため、中継機の設置でより通話範囲を拡大できます。
複数の避難所に中継機を設置することで、通話範囲はより広大になり、本部より遠く離れた場所でも連絡することが可能です。
DJ-P240Lに搭載されているACSH(アクシュ)モードは、他社製品の特定小電力トランシーバーでもチャンネルを自動検知し、通話がスムーズに行なえます。
これにより、他の救助隊との連絡もスムーズになり、連携が取りやすくなります。
デパートのような大型店舗や大型ドームでおこなうイベントでは、複数人ではなく数十人単位での連絡が必須になるケースも存在します。
その場合、使用する特定小電力トランシーバーは人数制限のないものを利用するのが好ましいです。
スムーズに連絡が取りやすくなり、目まぐるしく状況が変わる現場でも臨機応変に対処しやすくなる他、指示を出す側も現状を把握しやすくなります。
また、他にも求められる要素としては、数が多く必要となる場合はトランシーバーの価格です。
通話のみが目的なら多機能なものよりもシンプルなものが好ましく、防塵、防水機能も不要になるケースがほとんどです。
使いやすさや価格面で考えるのであれば、ウェッジトーキーは理想的な特定小電力トランシーバーといえます。
ウェッジトーキーは特定小電力トランシーバーの中でも際立って安価なことで知られています。
購入でも7千円前後で購入できますし、レンタルならより安価で利用できます。
しかし、安いからといって品質が悪いわけではありません。
国内で生産することで品質チェックもより厳しく行なうことが出来るため、全てにおいて品質が高く、信頼性が高いです。
ウェッジトーキーに搭載されているグループ通話機能は、通信相手を特定のメンバーに限定する機能です。
これを活用することで大勢利用していても通話相手が決まっているため、混線を防ぐことが可能です。
従業員を大勢雇う場合、機械の扱いが極端に苦手な人もいるかもしれません。
ウェッジトーキーは操作性が極めてシンプルであり、トランシーバーに無縁な人でも簡単に扱えます。
ケンウッドより販売されているUBZ-M31Eは、飲食店や小売店での使用を想定した特定小電力トランシーバーです。
フロアや扉を隔てた状況での使用に適切でありデザイン面でも洗練されています。
UBZ-M31Eの特徴として、複数箇所の音を聞くことのできる簡易スキャン機能が搭載されています。
これはチャンネルを登録することで、無線機越しに音声を聞くことのできる機能です。
これを活用することで現状を把握しやすくなり、適切な指示を出しやすくなります。
携帯電話の着信音のように、かかってくる相手によって着信音を設定できるお知らせ音機能が搭載されています。
これを活用することで、重要度の高い案件を聞き分けることができるようになり、より効率的な業務を行えます。
UBZ-M31Eは黒一色だけではなく、シャンパンゴールド、あるいはイエローと、色を選ぶことができます。
これによりチームごとに判別しやすくしたり、見た目もファッショナブルに整えられたりします。
現在主流なのは、音質がクリアなデジタル方式の周波数ですが、特定小電力トランシーバーの中にはアナログ周波数を用いて通話しているものもまだあります。
通信距離が長く混信も防ぎやすいのがデジタルの強みですが、バッテリーの持続時間や地形に関係なく電波を届けやすいのはアナログです。
そのため、状況に応じて使い分けたいという人もいるのではないでしょうか。
特定小電力トランシーバーの中には、アナログとデジタルを使い分ける機能を有しているものもあります。
なお、アナログは令和6年以降は使用不可能になるため、アナログのみの特定小電力トランシーバーを持っている人は、令和6年までに買い替えをおすすめいたします。
アルインコが販売しているDJ-P35Dはアナログ・デジタルの切り替えが行える特定小電力トランシーバーです。
生産終了品なので、購入よりもレンタルをおすすめいたします。
アナログの強みは、屋内や街中など、入り組んだ場所でも電波を届けやすく通話がしやすいという点にあります。
そのため、DJ-P35Dは病院やデパートなどの人や物が入り組んだ場所で活躍してくれます。
デジタルの強みは音声がクリアに聞こえるので会話がしやすいことや距離が長く届きやすいので、より利便性が増しているという点です。
屋外でDJ-P35Dを利用する場合はデジタルの方で通話することでよりスムーズに会話がしやすくなります。
上述したように、アナログ・デジタルともに長所があり、使い分けることでどのような場面でも会話がしやすくなります。
DJ-P35Dは、そんなあらゆる状況に対応できるオールラウンダーな特定小電力トランシーバーといえるでしょう。
両手がふさがり、目まぐるしく移動するツーリングでは、ハンズフリーの無線が好ましいです。
山奥で移動する場合は携帯電話の電波が届かなくなる可能性があるので、無線機がより活躍してくれるでしょう。
趣味の集まりでツーリングをする場合、休憩の提案やトラブルの連絡などが行える無線は用意しておいても良いかもしれません。
上で紹介したBONXGRIPは、バイクツーリングにおいても大きく活躍をしてくれます。
BONXGRIPは、バイクツーリング時のネックである「手が使えない」という点をクリアする上で最も適しています。
出発前に起動すれば、あとは話すときだけ自動的にONになるので、運転中に操作をする必要はありません。
本来、無線機本体とそれをつなげるためのイヤホンコードがあるのですが、これが人によっては頬に触れたり引っかかったりと不快感を覚えることがあります。
BONXGRIPはコードレスなのでそういったリスクの解消に繋がります。
ツーリング中の通話で気になるのは風の音です。
思ったよりも速いスピードで並走するツーリングでは、風の音が入って通話が聞こえにくいリスクがあります。
BONXGRIPはそういった風の音を拾わないので会話がしやすいです。
BONXBOOST もBONXGRIPと同じくバイクツーリングに最適です。
基本的な使い勝手はBONXBOOSTのほうが新しい分使いやすいでしょう。
ツーリングをする上で、ヘルメットは必須です。
そのため、人によってはヘルメットの圧迫感でイヤーフックも締め付けられて痛くなる人もいるかも知れません。
BONXBOOSTはイヤーフックもないのでそういった痛みや煩わしさから解消されるかもしれません。
場合によっては音量調節をしたくなるかもしれません。
そんな時、冬場だとグローブを付けているので操作しにくくなるかもと思うかもしれませんが、BONXBOOSTはライダーグローブをつけていても音量調節がしやすいです。
BONXBOOSTもBONXGRIPと同じく音質についてはこだわりがあり、聞き取りやすく、伝えやすくなっています。
そのため、集団でツーリングをするときでも情報伝達がしやすくなっています。
サバゲーやマリンスポーツは、ハードな環境で使用することが主です。
砂にまみれ、水浸しにもなりかねないレジャーでは、防塵防水の他にも、使いやすさも重視されます。
ハンズフリーで使用できれば、よりどんな環境でも使用できます。
特定小電力トランシーバーの中にはそうしたハードな環境で使用することを前提にしている製品が数多くあります。
アルインコより販売されているDJ-P321は、ハードな環境で使用することを前提にして開発された特定小電力トランシーバーです。
耐久性もさることながら、コンパクトで操作もしやすく、レジャーにうってつけです。
DJ-P321はIECに基づいたテストで高い防塵・防水性能を誇ります。
砂埃は中に入らない耐塵形であり、1m程度の水たまりなら30分水に浸かっても浸水しません。
DJ-P321は非常にコンパクトな形状をしており、100g未満の重さとなっています。
そのため重さは殆ど感じないので、移動の妨げや違和感になることはほぼないといえるでしょう。
小型なのでその分音声とかも小さくなるかもと思うかもしれませんが、DJ-P321は高性能スピーカーを内蔵しており、従来の特定小電力トランシーバーと同等以上の音量を確保できます。
もとはウィンタースポーツ用に作られたBONXGRIPは、当然のことながら様々なレジャーでも十分使用に耐えます。
ツーリングと同じく、多くのレジャーは両手が塞がることが多く、また通話の度に無線を持つのは手間に感じるかもしれません。BONXGRIPはハンズフリーなのでそういった手間から開放されます。
上述したように、BONXGRIPはスカイスポーツでの使用に耐えるほど耐久力が極めて高いです。
そのため、マリンスポーツやサバゲーといったハードなスポーツでも十分に使用に耐えます。
会話を始めれば自動的に通信がONになるので、レジャーをしながら通常の会話もシームレスに行えるのはBONXGRIPの魅力です。
会話がスムーズに行うことで、よりレジャーを楽しみやすくなります。
特定小電力トランシーバーは、無線に関して詳しくない人でも気軽に使用でき、様々なシーンに応じて活躍・活用できます。
例えば飲食店での連絡用に、例えば救助活動に、あるいはツーリングや空撮、マリンスポーツなど、その用途は限りなく広いです。
そのため、実生活で無線に助けられることは多く、気づかぬうちにお世話になっているということは多いでしょう。
それほど、世の中に販売されている特定小電力トランシーバーは多く、様々なシーンに特化しています。
もし、実際に特定小電力トランシーバーを使用する場合は、自分がどんなところで使おうとしているか、どんな機能が必要かを考えて選んでみてはいかがでしょうか。
また、継続して使うのではなく、一定の期間の利用だけというのであれば、購入よりもレンタルのほうがおすすめです。
数が必要な場合もレンタルのほうが必要分を揃えやすいですし、費用も大幅に抑えやすいです。
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