特定小電力トランシーバーについて

特定小電力トランシーバーとは

特定小電力トランシーバーとは、送信出力が0.01W以下のトランシーバーのことを指し、「特小」と省略されることもあります。
出力が小さいため、他の無線機に干渉するリスクもほとんどありません。
そのため、免許申請や登録申請が不要で、購入後すぐにご使用することができます。

他のトランシーバーとの比較

特定小電力トランシーバーの特徴について、他の無線機と比較致しました。

特定小電力トランシーバーは、他の無線機と比較すると、免許不要で気軽に使用できるというメリットがあります。
通信距離が200mなので、見通しの良い場所で使用することを推奨致します。

市街地で高い建物が多い場所では、100ｍ程度の通信距離を保つことができるため、ビジネス用途としては、道路工事や警備などに向いています。
一方でレジャー用途で使う場合は、アウトドアスポーツに適性があります。
例）釣り、キャンプ、登山

特定小電力トランシーバーを使うメリット

特定小電力トランシーバーのさらに優れている点をご紹介致します。

①通信料がかからない

IP無線では携帯電話網を使った通信を行なっているため、毎月、通信額が発生します。
しかし、特定小電力トランシーバーはそのような通信利用を行なわないため、料金が発生することはありません。

②会話のタイムラグの短さ

無線機によっては、会話中のタイムラグが長く、スムーズな会話が難しい場合があります。
しかし、特定小電力トランシーバーはタイムラグが短く、自然な会話をすることができます。

③手軽に持ち運べる

特定小電力トランシーバーは据え置きタイプで約200g、ハンディ型でも約150ｇとなっております。
簡易業務用無線やIP無線機と比較すると遥かに軽く、持ち運びが必要な業種に向いています。