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インカム・トランシーバー・無線機の総合商社ウェッジ株式会社
空中線とはアンテナのことを指します。
無線通信分野では未だに空中線と呼ばれることがありますが、意味はどちらも共通しており、通信における電波の出入り口的な役割を果たしています。
空中線は、大きくわけると2種類に分類されます。
決められた方向から届く電波の送受信を行う「指向性アンテナ」と、ありとあらゆる角度からの電波の送受信を行う「無指向性アンテナ」です。
インカムやトランシーバーで使用されている空中線は、無指向性アンテナに分類されます。
あらゆる角度からの電波の送受信が行えるため、移動しながら通信を行うことが可能なのが、無指向性アンテナの強みです。
したがって、店舗で移動しながら通話する場合やタクシーの運転で無規則に移動する場合など、様々な場所に移動する際の通信に長けています。
一方で、同じ周波数の混信が発生すると会話が困難になる場合があるほか、電波の届く範囲が指向性のものよりも短くなっています。
指向性アンテナと比較すると、以下のような特徴になります。
空中線の種類 | 方向 | 送受信の距離 | 混信に対する強さ | 使用される場所 |
指向性アンテナ | 一定の方向のみ | 一方向のみ強い | 空中線の向きを変えて混信のカットが可能 | "自宅 携帯電話の基地局" |
無指向性アンテナ | 全角度 | 指向性と比較すると若干短い | 同周波数が多いと通信に難あり | ハンディインカム 無線タクシー デパートなどの大型店舗 |
インカムで用いる空中線で代表的なのが「ホイップアンテナ」と呼ばれる無指向性アンテナです。
基本的に、ハンディトランシーバーやインカム、無線タクシーではホイップアンテナで通信を行います。
一方、タクシー会社や飛行場など、数多くのチャンネルでの無線通信を行う場合は「グラウンドプレートアンテナ」や「ディスコーンアンテナ」が用いられています。
また、近年ではネット回線を用いたインカムも開発されています。
ブルートゥースを使ったインカムであり、混信が発生しないのが強みです。
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